炭坑記録画の数々
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斜坑コースのいろいろ
昭和33~38年頃

斜坑のコースいろいろ

 昭和十一年頃から鉱車事故を防ぐため炭函のドロバー(引鉄)の改革があった(三井、日鉄他ハ不知)。ドロバーは取出しカシメなし。ボルト穴からの切断をせぬ様に穴部を厚めにしてある。結鎖は従来の三ツ環を二ツにした。一ヶは特に長い。これで捻れピンを防いだ。シャコは縦であったのを横に取つけネジで割ピン(スッピ)をさす。
 割コースは現今も使うておるが、入替などトテモ面倒(一時間以上かゝる)臭い。又、下手が入れると危険でもありムリがきかぬ。
 袋コースは本巻幹線にはバベットを流し込むが、坑内マキはマゲ込んで曳入、直径一吋位のロープは丗分間で入替をすます。(但し私の場合)
 廿三度以上の巻卸は脱線毎にピンが抜け大事故を起す。図の様な鉤をつけ幾分予防していた。ピンの抜けぬ考案は懸賞付で奨励されたが、実用的のものは出現しなかった。

*シャコ 台車に長物を積む場合、連結チェーンを継ぎ足して長くする。この補助チェーンを継ぐには、U字形の金物をかけてピンを差す。このピンをシャックルというが、通常シャコと呼んだ。

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