炭坑記録画の数々
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昔のヤマ人2(広島からの出稼ぎ坑夫)
昭和33~38年頃

昔のヤマ人

 明治三十年頃、広島県から出稼坑夫が多数K坑におった。ヤマの仕事はズブの素人であるが、ねばりと根気でよく頑張っていた。ある日切羽で松岩に鶴嘴を打込んだ処、パッと火花が出たので吃驚仰天した先山さんは、あわてて頭領にききただした。当時坑内現場採鉱係員を頭領又ハ小頭とよんでいた。
  (注 傾斜の上部はカタ、下部はフケ)
  広島の人 とうろうーさん とうろうーさん 切羽のむか(こ)うーから火が出やんしたーが 何ぞハーにんげんに災いはしんさるめーかー。
  小頭 何ーんだ、このフーケーが。
  広島人 フゥケじゃがんせん。カーターでがんす。
 これはヤマ人が新参広島人を揶揄して作ったのか、実際あったかは私は知らない。当時笑話的に大流行で、ヤマ人たちのホガラカ資料になっていた。

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