炭坑記録画の数々
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ヤマの子供たち(1)(ランプのホヤ磨き・女の子の遊び)
昭和33~38年頃
ヤマの子供たち
子守。これは女子だけではなく男でも八、九歳になるとおわされていた。其他日課的に男女とも坑口の鍛冶屋から夕方鶴嘴を自宅まで運ぶのと(坑内からカジヤまで実函に積んであげる処もあった)毎日ランプ掃除ホヤ磨き、隔日に石油も買いに行く。之が少年には一番苦手であった。このランプのホヤ下の編(網)の目にホコリが溜ると煤りが出て照明せぬので親から叱られる。又、アミが詰ると自爆して火災の恐れもあった。
明治四十一年にはK坑だけ(極小型ダイナモ)発電機が据付られ各戸に点灯した。坑口には紫色のアーク灯が三ケついたので、近傍の農村の人達まで珍しがり、且又その光塵にあやかっていた。ヤマの住宅には尻に剣のある五ショクのコイルが二重にまいておる電球であったが、ランプより明るいので皆文明の賜物と喜んでいた。まして少年の喜びは踊らぬばかりであった。
女子の遊びはマリツキ、ナワトビ、オイツツ石、アヤトリ、ズッコミ、オイタ、ハジキ、投石、ワケリ、カベコカシ、カタイシ、ケンケントビ、タマナゲ、コイノタキノボリ、オテテつないで、クチホーズキ、カクレンボなど。
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