炭坑記録画の数々
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坑内の古狸 - 正体不明
昭和33~38年頃

ヤマと狸

 明治三十二、三年頃、夏から上三緒炭坑の右一片同二片を賑わかした古狸。坑内でも深夜に寂しい残り坑夫が一先二人位になると、種々の芸当を演じて脅かしていた。石炭を掘る音、函を押出す音、天井のバレる音、人の歩む音、水の流れる音。作業にかかると騒ぐ。止めると音も事もなく静かになる。しかし正体の発見ができず退治はできなかった。
 追詰られて逃げ場がなくなると、柱に化けると言う。手や足は節になるとの事。但し、石炭掘にはヒキツルの音がなく、函の音も結鎖やレールに軋む音がなく、バレ音其他総て韻に弾力がないので狸の悪戯である事がすぐ発見されました。

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