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昔のヤマ(坑内での死者の運び出し)
昭和33~38年頃
昔のヤマ
坑内で死者ができると死体はあげても魂魄は地下に残り、幽霊となってさ迷うと信じていた。よって死体を収容し炭函に乗せて巻きあげる際、同乗の数名が交互に死者の名を呼び、アガリヨルゾー。今何片ぞーとオメク(方言)のであった。
やがて坑口に出る前、一応停止して護山神の御守札を取除けて坑外にあがる。アがったぞーと皆叫ぶ。坑内での頬かぶりを嫌うのもこの一事にも関係があった。
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