炭坑記録画の数々
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昔のヤマ人(6)(ブゼン坊4 カゾエ歌)
昭和33~38年頃
昔のヤマ人 ブゼン坊数え歌
当時新聞は大阪朝日、毎日、一日遅れ。地方は福岡日日新聞、九州日報、何れも一ヶ月五十銭上下、夕刊ナシ。
ヤマには珍しい事件を面白く作詞したカゾエ歌がお目見えしていた。ハタチ余りのねえさんが鶯の発声まがいの声をはりあげて門戸に立つ。
~一ツトセーエ、人も知ったる筑前のー、朝倉郡の秋月にー、ブゼン坊天狗が現れたー、二ツトセーエ、不思議によくきく神の水、どんな難病もスグ直る。その霊験の有難やー。
この歌は二十節位に巧く語呂が合わせてあり、半紙形を横に二つ折りにしてあって、戸口で二、三節歌うて一枚金貮銭也であった。作者は福岡市橋口町、原田作太郎としてあるのが多かった。
(蛇足)数え歌はブセン坊だけでなく突発事件は総てゞあった。
ヤマの人事係、取締は、秋月参りのために入坑者はガタヘリ、出炭は減少するのでヤッキになって繰込むが、依然休業者が多い。よってお機嫌斜め、数え歌売りにもあたっていたわけ。
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