炭坑記録画の数々
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昔のヤマ人(5)(ブセン坊3 八丁越え)
昭和33~38年頃
昔のヤマ人 ブゼン坊
バスなど夢にもない当時のヤマ人は、大隈より宮野に男も女も老いも若きもおしなべて、駒の蹄鉄も割るちう難所の八丁峠を踏越え、秋月へ秋月へ。腰には霊水入の竹の筒、握り飯、或いは肩に杖にすがって汗しどろ、青息吐息で登る坂。有名な麓(嘉穂郡)の茶店のお姥さんは、トコロテンを喰うお客の列でテンテコマイ。有難や忝けなや救けの神の御リヤクを享けざる者は人ではないと、ヤマの入たちばかりでなく町や部落の人々も秋月へ秋月へと列をつくっての八丁越であった。
註 当時、お賽銭は五厘(半銭銅貨)又は一厘錆銭位であるのに、五銭、十銭、二十銭と投銭していたと云う。
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