炭坑記録画の数々
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むかしのヤマ人びと5(石刀つかい)
昭和33~38年頃

むかしヤマの人びと

 名人になれなれ茄子と思えども とにかく『ヘタ』は放れざりけり、と云う古歌があるが、そのヘタではちょいとやりにくい。あげ孔くりは相当の練磨・妙技と肘力がいる。
セットウ使いの中で最もむずかしい作業である。最大の力で叩かねば孔は進まず、迂闇にスカタンでも打てば左手の指は五本位ではトテも足りない。石刀は全鋼鉄製なればリーンリーンと余韻が出て、そのリズムで調子がよく能率があがるとの事である。

*セットウ(石刀) 鑿を打つ専用の槌。

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