炭坑記録画の数々
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昔のヤマ1・2(排気筒 ビラモン)
昭和33~38年頃

昔のヤマ 排気筒(塔) ビラ門

 これも明治三十年代の麻生山内炭坑(笠松峠の西麓)の排気筒である。径六尺角形、高さ五十尺余木製板囲いであって、坑底より汚風を自然力で吸いあげていた。勿論蒸気ポンプのエキゾース管から吹出す白湯烟が誘導するからでもあった。
 坑内のカネカタにぶらさげられしビラ門は、ロ(ド)ンゴロスと言う(唐米袋)より良質の布である。それは度々盗まれるので斑々とコールタン(タール)が塗ってある。それのみか炭函の汚れも付くので、穢いので(れ)ん嫌らしいと顔をしかめる后山さん。
 明治丗八年九月台風で此塔が倒れた。
 明治廿九年に開坑、同四十三年に閉坑。

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