炭坑記録画の数々
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むかしヤマの女(4)(スラを押す女の後山)
昭和33~38年頃

むかしヤマの女 スラ
傾斜十七、八度以上の昇切羽より搬出する石炭スラは、つまり受留めるのに懸命である。頭で支え手で梶、足は一歩でも踏はずせば大変。共同カイロであるから他人にも怪我させる。又、よけ場もない。スラは大力男でも腕だけではうけきらない。この点、女の方が要領がよく巧みであった。積載二百五十キロ(四百斤余)。
 スラは両側がブリキ錐の広げ張り、できるだけ軽く拵えソリ形金具も巾広くする。堅板を立て一回に約二百キロ以上積出していた。
 ~唐津げざいにんの スラ引く姿ー
  江戸の絵かきも描きゃきらぬー ゴットン~



*げざいにん ならず者、浮浪者、前科者などをさす。明治初期、炭坑労働者は自らを卑下してこう呼んだ。

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