炭坑記録画の数々
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むかしヤマの女(9)(カブ出し - 函を待つ間にエブに石炭を入れる女)
昭和33~38年頃
むかしヤマの女
株出場に一函分溜ると、捲立から空函を押こんで掬いこむ。(函なぐれ)などで函が遅れる時は、何函でも多くの株出しをする。次の函が積あげ順番できめるから中々慌ただしい。一秒でも速くと競う。よって、一エブに雁爪を二回以上使う女は下手后山と嫌われていたのである。
尚、麻生系のヤマは塊炭掘奨励のため、函の縁に大塊を立ならべ(立ぐれ)をするので、縁より上に百キロ位積み山盛であり、縁までは二合引の八合であった。
*エブ 透かし把手のある竹で編んだ半丸の籠で、石炭を掬い込むのに使用した。筑前ではエビジョウケという。
*雁爪 塊状の石炭を掻き寄せるのに使用されたもので、爪の部分が四つ又になっている。
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