炭坑記録画の数々
すべての記録画

昔のヤマ(蒸気ボイラーによる捲揚と人力捲揚)
昭和33~38年頃

昔のヤマ 捲機場

 傾斜バンガヤリの緩いヤマでも着炭を急ぐので、坑口ぎわ(ハシリコミ)は勾配がはげしい(二〇度以上)。ヤマによっては廿メートル×五〇メートル位ある。その急傾斜に巻揚げ実函がかゝると突然速度が落ち、ある時は停止する事がある。それは蒸気の圧力が足らぬからであった。硬の多
い二号炭ばかり炊くので、釜炊(火夫)は汗みどろになって炊いてもプレッシャーはあがらない。その際、坑外の棹取夫全員がロープ曳きの応援をする。そうするとあえぎ乍ら実函があがってくる。
 ボイラーは径五尺又は六尺、長さ十五尺、二十尺位で上部にストンガップが出ておる低圧であった。
 明治三十七年頃、麻生山内炭坑(現今農園)、昔はこんな暢気なヤマもあった。

<<前の記録画  次の記録画>>

<<前の10件 9192|93|949596979899100| 次の10件>>

93/585