炭坑記録画の数々
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昔のヤマ人8(炭層のガブリ目)
昭和33~38年頃

昔のヤマ人

 ワァゝゝゝゝ、変なものが出た。新参先山は天井が自然に落下して断層についたと驚く事がある。
 炭層にはイタ目マサ目の外にカブリ目と云う天井ぎわが出張った目がある。その厚さは十センチ内外で幾枚にもかさなっており、炭質も軟らかくなる。此の反対に下磐ぎわの出張ったのをシリサシ目と言う。正面は黒板の様にキレイであり一枚づつ順序に剥げていく。断層ぎわなどによく出る目である。

*カブリ目(被り目) 石炭が天井に密着して、前に被り掛ったような状態。
*シリサシ目(尻さし目) 石炭が下磐に密着して出っ張っている状態。

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