炭坑記録画の数々
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エアー削岩機
昭和33~38年頃

昔のヤマ人

 大正初期頃からエヤー鑿岩機が大手ヤマに登場した。これは坑外に圧風機を据たり設備も相当いるが能率は満点である。豪傑なれば使用は一人でよいが、永続きもせず危険でもある。二人同体で使う方が安全でもありかえって仕事も捗どる。
 六角中穴鑿の孔から排風と共に吹出す炭塵は物凄い。大たいマスクを使用する事になっておるが、息苦しいので使用を嫌う。ヨッテ数年間継続に使用すると珪肺病におかされる事がある。

*エヤー鑿岩機 圧搾空気を使用して発破孔をあけるドリル。
*炭塵 石炭の粉塵、乾燥した炭塵はガスや電気が原因で引火爆発しやすい。

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