炭坑記録画の数々
運搬(坑内)

ベルのない明治中期の信号
昭和42年5月

ベルのない明治中期の信号(アイズ)
おうらい(停止)一回
まけ(巻揚)二回
させ(降下)三回
やおまけ 四回
やおさせ 五回
右は各ヤマ共通 其他はヤマで規格をきめる 又卸しや断層の多いヤマは傾斜バンガヤリが不揃いで 坑口から遠さ千㍍近くになると信号が困難になる 人件費はい(カヽ)っても中継所を設けねばならぬ。これは明治四十四年頃飯塚町上三緒本坑右又卸し坑口から五百㍍位の処にあった この棹取(運搬夫)は強力で機敏な男をあてる。
卸し底からカッタン、コットン、坑外にカタン、コトン。
ロープは小型のアエンワイヤロープ 始めは八番線であった。

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