ヤマの米騒動7（二人目の犠牲者）
昭和40年7月

ヤマの米騒動　⑦　峰地炭坑　二人目の犠牲
売店のあらゆるものは破壊し、投とばした中に呉服反物は現状の侭投出してあり、うず高くかさなっておる。それを一人の男が（毛布）モウフより広い風呂敷に包んで背中にからい（セオイ）「カッパライ」いく　これを眺めた兵士は早速咎めた。そのデカイ荷物は何か中身を見せよ。この男も命令に背き再三の止まれ、荷物をおろせ、を馬耳東風に聴ながし急ぎ足になった。ヤットかけ声とともに銃剣はふと股にめりこんだ、これも出血多量でお陀仏。（（この男はヤマ人ではなかった由））

<<前の記録画　　次の記録画>>

<<前の10件　11｜12｜13｜14｜15｜16｜17｜18｜19｜20｜　次の10件>>

14／22