炭坑記録画の数々
喧嘩、米騒動

ヤマの米騒動9(自警団)
昭和40年7月

 (暴動の)リーダー朝比奈三郎も逮捕され騒ぎは鎮まったが、空気は不穏。各所に自警団を組織し、通行者を検閲していた。(自警団は)左腕に紅白の布をまき、主要街道に出張っていた。この自警団員が昼はマジメくさって勤めているが、夜は暴徒と化していた者もおったという。いわゆる蝙蝠(コウモリ)男がおったわけ。
 軍人の歩哨(ほしょう)は、添田より金田、嘉穂は飯塚駅でがんばっていた。




※朝比奈三郎  朝比奈義秀。鎌倉幕府初期の武将(御家人)。峰地炭坑の暴徒のリーダーは、朝比奈三郎にちなんだ偽名を使っていた。
※歩哨     軍隊で警戒、監視などの任務につく兵士。

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