炭坑記録画の数々
喧嘩、米騒動

ヤマの米騒動11(暴動化した坑夫)
昭和40年7月

 筑前地区(当時、直方に軍隊が出動、駐屯していたという。十四連隊一ヶ中隊)。大正七年八月二十二日には、二瀬出張所高雄二坑(伊岐須)、三菱鯰田炭坑(鞍手の貝島大之浦菅牟田坑、二十四日には勝野村(小竹町)、古河第二目尾(しゃかのお)坑)(に暴動が飛び火した)。
二十七日の八幡製鉄二瀬中央坑(昭和九年から半官半民の日鉄二瀬鉱業所)。当日入坑中昇坑し、近くの貴船神社に集合。稼動賃金三割上げ、その他米価の引下げ要求。(会社からの)回答なく、夜になって暴動化。リーダーは採炭夫の田代政次郎(21歳)、星野嘉市(25歳)、梅本長学(28歳)、三島広(18歳)など。
オーイ、皆揃ったか。まだK(人名)をはじめ数名(集まっていない)。早く一人残らず狩り出してこい。

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