炭坑記録画の数々
ヤマの子どもたち

ツナとび
昭和39~42年頃

 明治中期のヤマの子供。女子のツナトビ、一、二、三の数を決め(て跳んで)交替する。
 ヤマの「住宅」納屋から納屋は切り詰めて建ててあるから、遊び場がない。少しでも広い所があると、石殻作りにナマイシを焼くから、子供は締め出される。それでも、(石炭の)煙りとスバイに紛れて、(女の子たちは)遊ぶ。したがって、粉炭姫ことガラ(石殻)姫が生まれるわけ。





※石殻  石炭を蒸し焼きにして、煙りや臭いを取り除いたもの。家庭用の燃料に使用する。
※ナマイシ 石炭のこと。
※スバイ  煤煙の俗語と解される。

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