ヤマの子どもたち
冬の通学
昭和39~42年頃
明治中期 ヤマの子供 通学尋常生 カラッ風
冬季、雲足速く北風強し、外套を着し人は廿人に一人位、赤ケットを持っておる人もよい方でネルの布を被っておる人が大半 間には靑のケットもあったが、之はゴク稀であった。足袋は手縫ひの紐付き シッカリ結べばとけずカンタンに結べば歩行中にほどける厄介なものであった。
大さむ小さむ冬の風 アレアレ烏が二羽三羽 カアカアカアと鳴いてゆく、
大さむ小さむ冬の風 あれあれ木の葉が二ツ三ツ チラチラチラととんでゆく。
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