炭坑記録画の数々
坑内労働(採炭)

灯りの変遷と手掘り採炭道具
昭和39~42年頃

(明治時代のカンテラ)種油、石油の混合半分ずつ。ブリキ製(丸形、角形)はややもすると石油を多くするから、篝火(かがりび)が明るい。
(明治後期、大正、昭和のカンテラ)ガスカンテラ。上は水、下にカーバイト。真鍮(しんちゅう)製・亜鉛板(あえんばん)製(丸形)。
(明治、大正の安全灯)(1)クラニー式、網だけ。(2)コシ硝子、種油または魚油を使用。四五度近く傾けると、ガラスが割れる。割れると裸火と同じ。倒せば火は消える。
(明治後期、大正、昭和の安全灯)初めマッチはパチダマ式で、後にライター式になった。開放はマグネットで行う。方言ではエリキという。揮発油(きはつゆ)調整は底からする。火加減はマッチなどを使う。
(キャップランプ)昭和六、七年頃より使用を始め、十年頃は炭坑全般に普及。
(明治、大正、昭和の一部の採炭道具。ただし、機械による道具は省く)



※パチダマ式 マッチの点火方式の一種と思われる。

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