炭坑記録画の数々
運搬(坑内)

子どもの手伝い
昭和41年5月

明治 何等の救済法もない明治、大正時代のヤマ人は一家の主人が不幸にて私傷病にたおれると、さぁー大変。その結果は直ちに子供に無理がか﹅ってくる。坑内うたにある如く、七ツ八ツからカンテラ提げて、坑内行をする。寝起きに目覚しやおヤツをねだるコロの幼き子供にお守をさせたり、惨めでありかあいそうであった。わんぱく盛りの男の子でも幼児を担負うての遊びでイクサゴッコの背嚢(ハイノウ)には一寸おむたかった。坑内にいっても炭函の高さもないのに炭函を押していた。(壱㍍10㌢位)高。昔は数え年十五才で靑年、十七、十八才で先山をする若者が多かった。小ヤマは少年の年齢を問わず入坑できた、自由があった。

<<前の記録画  次の記録画>>

<<前の10件 111213141516|17|181920| 次の10件>>

17/34